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一般社団法人うつ病の予防・治療日本委員会
JCPTD - Japan Committee for Prevention and Treatment of Depression
一般社団法人うつ病の予防・治療日本委員会(JCPTD)
一般の皆様へ
主な症状
心の症状
うつ病でみられる心の症状は様々です。もちろん文字通り憂うつになる方は多いのですが、憂うつさ、気分の重さが前面にあらわれず、やる気のなさや集中力のなさが目立つ方もいます。
ここではうつ病の心の症状を次のように大まかに分けて、解説していきます。わかりやすいように一つ一つの項目に分けて書いてありますが、それぞれの症状は分け難く結びついています。
憂うつ
「気分が重い」「妙に陰気な気分になってしまう」「気が晴れない」「うっとうしい」など表現は様々ですが、こうした気分の落ち込みはうつ病の中心的な症状です。
もちろんうつ病でなくとも、いろいろな出来事や体調の変化等によってこうした憂うつな気分がおきてくることはよくあります。症状が重い場合は簡単に区別できますが、軽いうつ病の場合、こうした憂うつな気分が正常な範囲なのか、うつと考えた方がよいのか判断に迷うことも多くなります。
うつ病の場合の憂うつは、一日のうちでも変化することがあります。朝はどうしようもなく気分が重くても、夕方になると少し楽になるというパターンが多く、うつ病の憂うつの一つの大きな特徴です。憂うつだけでなく他の心の症状も、同じように朝強く、夕方軽くなることが多いようです。
またはっきりとしたきっかけや状況の変化もないのに、ひとりでに気分の重さがひどくなってきたりするようであれば、やはりうつ病が関係していることを疑った方がよいでしょう。
うつ病の場合憂うつさだけが症状としてみられることもありますが、たいていはここで説明しているような他の心や身体の症状をともなっています。
こうした特徴を持った憂うつであれば、うつ病によるものと考えて対処を考えていくことで、早く気持ちを楽にすることができるかもしれません。
もちろんうつ病でなくとも、いろいろな出来事や体調の変化等によってこうした憂うつな気分がおきてくることはよくあります。症状が重い場合は簡単に区別できますが、軽いうつ病の場合、こうした憂うつな気分が正常な範囲なのか、うつと考えた方がよいのか判断に迷うことも多くなります。
うつ病の場合の憂うつは、一日のうちでも変化することがあります。朝はどうしようもなく気分が重くても、夕方になると少し楽になるというパターンが多く、うつ病の憂うつの一つの大きな特徴です。憂うつだけでなく他の心の症状も、同じように朝強く、夕方軽くなることが多いようです。
またはっきりとしたきっかけや状況の変化もないのに、ひとりでに気分の重さがひどくなってきたりするようであれば、やはりうつ病が関係していることを疑った方がよいでしょう。
うつ病の場合憂うつさだけが症状としてみられることもありますが、たいていはここで説明しているような他の心や身体の症状をともなっています。
こうした特徴を持った憂うつであれば、うつ病によるものと考えて対処を考えていくことで、早く気持ちを楽にすることができるかもしれません。
不安
うつ病でみられる不安は大きく二つに分けて考えられます。
一つははっきりした対象のある不安です。これは、例えば、傍からみると強い症状もなく病院での検査でも異常はないのに「自分はガンではないか」と心配し続けるとか、経済的にはさほど心配な状況でもないのに「お金がなくなってしまう」「将来暮らしていけない」と心配したりとか、自分がした些細なことで「あの人にとてもひどいことをしてしまったのではないか」と気にしたりするなど、何が心配なのか言葉にできる不安です。
こうした不安が極端に高まると「自分は絶対にガンだから、じきに死んでしまう」とか「自分には巨額の借金があって、今すぐ返さないといけない」、「自分は犯罪を犯しており、警察が捕まえにくる」といった、普通ではありえないような思い込みにつながることもあります。
一方で、「はっきりと何が心配だとは言えないけど、何となく心配だ」とか、「何となく将来のことが心配で」とか言われる方がいます。こうした漠然とした不安が憂うつ感と結びついていることも多いようです。
こうした不安が極端に高まると「自分は絶対にガンだから、じきに死んでしまう」とか「自分には巨額の借金があって、今すぐ返さないといけない」、「自分は犯罪を犯しており、警察が捕まえにくる」といった、普通ではありえないような思い込みにつながることもあります。
一方で、「はっきりと何が心配だとは言えないけど、何となく心配だ」とか、「何となく将来のことが心配で」とか言われる方がいます。こうした漠然とした不安が憂うつ感と結びついていることも多いようです。
焦り
うつ病の患者さんというとじっと考え込んで動かないといったイメージがあるかもしれませんが、そうではありません。中には一日中じっとしておれない方がいるのです。
こうした方の場合、落ち着きのなさや焦りの気持ちが非常に強いのです。こう言った場合、前に説明した不安」の症状と結びついていることが多いのですが、「心配で心配でじっとしていられない」、「落ち着かなくて座っていられない」ために、ずっと動き続けて、自分の気になっていることをずっと周りに訴え続けるという症状になることがあります。
こういったタイプの方では、本人の苦痛も強く、焦りや辛さのあまり自殺に結びついてしまうことも多いので、できる限り早めの治療が必要です。
また、ここにあげたような目立つ「焦りの行動」がない場合でも、心の中では「今すぐなんとかしなきゃ」とか「なんとかしたいのに何にもできない」という気持ちが渦巻いていることがあります。
こうした方の場合、落ち着きのなさや焦りの気持ちが非常に強いのです。こう言った場合、前に説明した不安」の症状と結びついていることが多いのですが、「心配で心配でじっとしていられない」、「落ち着かなくて座っていられない」ために、ずっと動き続けて、自分の気になっていることをずっと周りに訴え続けるという症状になることがあります。
こういったタイプの方では、本人の苦痛も強く、焦りや辛さのあまり自殺に結びついてしまうことも多いので、できる限り早めの治療が必要です。
また、ここにあげたような目立つ「焦りの行動」がない場合でも、心の中では「今すぐなんとかしなきゃ」とか「なんとかしたいのに何にもできない」という気持ちが渦巻いていることがあります。
自分を責める、自信がなくなる
うつ状態の方のものの考え方の特徴の一つは、何でも自分が悪いと責めてしまうことです。些細なできごとを気にかけて思い悩む、悔やむ自分を責める言葉が多く聞かれます。うつの発症のきっかけにそうした失敗の体験があることもあり、そのような場合、こうした罪責感に強くとらわれてしまうことがあります。
うつの症状のために仕事や家事がうまくできないことも多いので、「自分のせいで皆に迷惑をかけている」とか「こんな病気になってしまって家族に申し訳ない」とさらに自分を追いつめてしまうこともよくあります。
また、うつのために自信を失ってしまって「自分は何もできない、つまらない人間です」とか「自分が嫌で嫌でしょうがない」という方もいます。後で説明する「やる気が出ない」とか「集中力がない、決断できない」といった症状のために実際に仕事等がうまくいかないことも多く、こうした考え方から抜け出すことが難しくなります。
こうした自分を責める気持ち、自信の喪失が強くなると「自分は生きている価値がない」と考えしまい、自殺につながることがあるため、最も注意を要する症状の一つです。
うつの症状のために仕事や家事がうまくできないことも多いので、「自分のせいで皆に迷惑をかけている」とか「こんな病気になってしまって家族に申し訳ない」とさらに自分を追いつめてしまうこともよくあります。
また、うつのために自信を失ってしまって「自分は何もできない、つまらない人間です」とか「自分が嫌で嫌でしょうがない」という方もいます。後で説明する「やる気が出ない」とか「集中力がない、決断できない」といった症状のために実際に仕事等がうまくいかないことも多く、こうした考え方から抜け出すことが難しくなります。
こうした自分を責める気持ち、自信の喪失が強くなると「自分は生きている価値がない」と考えしまい、自殺につながることがあるため、最も注意を要する症状の一つです。
やる気が出ない、おっくう
「やらなければいけないとはわかっているが、どうしてもやる気が出ない」とか「動き出すのがおっくうでしょうがない」というのもよくみられる症状です。特に物事に取りかかる前の動き出しにくさ、と表現できるかもしれません。
こうしたおっくうな感じは憂うつな気分などよりも回復に時間がかかるようで、すこし気分がよくなってきた時期にも長く残ることがあります。
動き出しにくさが極端に強くなると、横たわったまま何もできない、ほとんど話すことも食べることもできず、場合によってはトイレに起きることすらできなくなってしまうことがあります。
このような場合、最低限の日常の生活が保てなくなり、水分や栄養も不足してしまうので、早急に治療を受ける必要があります。こうした症状が突然あらわれることが稀にありますが、その場合脳梗塞や脳炎など、重大な身体の病気ではないことを確認することが大切です。身体をしっかり診察し、必要に応じてCTやMRI、血液検査などの検査のできる病院を受診するのがよいでしょう。
こうしたおっくうな感じは憂うつな気分などよりも回復に時間がかかるようで、すこし気分がよくなってきた時期にも長く残ることがあります。
動き出しにくさが極端に強くなると、横たわったまま何もできない、ほとんど話すことも食べることもできず、場合によってはトイレに起きることすらできなくなってしまうことがあります。
このような場合、最低限の日常の生活が保てなくなり、水分や栄養も不足してしまうので、早急に治療を受ける必要があります。こうした症状が突然あらわれることが稀にありますが、その場合脳梗塞や脳炎など、重大な身体の病気ではないことを確認することが大切です。身体をしっかり診察し、必要に応じてCTやMRI、血液検査などの検査のできる病院を受診するのがよいでしょう。
集中力がない、持続力がない
集中力のなさもときどきある訴えです。「やっと仕事にとりかかっても全然進まない」「集中できない」という症状で、「仕事の能率が落ちた」と言われた方もいました。
もっと多いのは「仕事をはじめてもすぐに疲れてしまう」とか「根気が続かない」というものです。
これは身体の疲れやすさとも関係が深いのですが、持続力のなくなってしまった状態です。
こうした症状は、仕事や家事がなんとか続けていられるといった軽症のうつ病の方でよくみられるもので、初期あるいは軽症の方の大事な注意サインといえるでしょう。
もっと多いのは「仕事をはじめてもすぐに疲れてしまう」とか「根気が続かない」というものです。
これは身体の疲れやすさとも関係が深いのですが、持続力のなくなってしまった状態です。
こうした症状は、仕事や家事がなんとか続けていられるといった軽症のうつ病の方でよくみられるもので、初期あるいは軽症の方の大事な注意サインといえるでしょう。
考えが進まない、決断ができない
「考えが前に進まない」とか「何も考えが浮かばない」といった思考の進みにくさもうつの症状のひとつです。
「話しかけられてもすぐになんと答えていいかわからない」ために、会話のスピードがいつもよりずいぶん遅くなってしまうとか、返事が返ってこないということもあります。普段のその人を知っている方なら、会話のテンポや反応のタイミングなどからこうした症状があることを推測することができます。
また、小さなことでも決断ができなくなるというのはよくみられる症状です。主婦の方では「買い物に行っても何を買っていいかわからない」という方がいました。スムーズに献立を作ることができるかどうか、というのはひとつの目安になるかもしれません。職場では書類の決裁ができず、どんどん書類がたまってしまうということもあります。
さらに症状が強くなると、日常の些細なことまで決められなくなってきます。「お茶を飲もうかやめようか」とか、「トイレにいこうかどうしようか」などといったことですら、考え込んでしまって動けなくなってしまいます。
「話しかけられてもすぐになんと答えていいかわからない」ために、会話のスピードがいつもよりずいぶん遅くなってしまうとか、返事が返ってこないということもあります。普段のその人を知っている方なら、会話のテンポや反応のタイミングなどからこうした症状があることを推測することができます。
また、小さなことでも決断ができなくなるというのはよくみられる症状です。主婦の方では「買い物に行っても何を買っていいかわからない」という方がいました。スムーズに献立を作ることができるかどうか、というのはひとつの目安になるかもしれません。職場では書類の決裁ができず、どんどん書類がたまってしまうということもあります。
さらに症状が強くなると、日常の些細なことまで決められなくなってきます。「お茶を飲もうかやめようか」とか、「トイレにいこうかどうしようか」などといったことですら、考え込んでしまって動けなくなってしまいます。
興味がわかない、楽しめない
「いつも楽しみにしていたTV番組を見ても全然面白くない」というように感覚、感情がいつものように働かなくなってしまうことがあります。好きだった趣味にも全然興味がわかず、取りかかる気にもならなくなります。
世間の出来事にも興味がもてず、新聞や雑誌を読む気にならない、ニュースも見なくなってしまうという方もいます。うつ病では朝、調子が悪いことが多いため、新聞の朝刊を興味を持って読めるかどうかというのはひとつの目安になるでしょう。女性の場合では朝、いつものようにお化粧ができるかということも関係してきます。
世間の出来事にも興味がもてず、新聞や雑誌を読む気にならない、ニュースも見なくなってしまうという方もいます。うつ病では朝、調子が悪いことが多いため、新聞の朝刊を興味を持って読めるかどうかというのはひとつの目安になるでしょう。女性の場合では朝、いつものようにお化粧ができるかということも関係してきます。
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